
目次
剣道の引き技は重要だと思う話②
どうも、もちおです。
今回は、前回の続きで、
引き技について書いていきたいと思います。
前回の記事では、引き技の重要性やタイミングについて書きましたが、
今回は、引き技のコツについてまとめていきます!
(前回の記事:剣道の引き技は重要だと思う話①)
1.剣道の引き技のコツ

引き技自体を、技の練習でも、
なかなかきれいに打てないという方も多いのではないでしょうか?
引き技は、引き技を打つコツと、
実戦の中で引き技を打てる状態を作るコツがあります。
2.引き技を打つコツ
まずは、引き技を打つコツについてです。
2-1.竹刀の中結いあたりで打つ
引き技は仕掛けわざと異なり、
打つときに竹刀をコンパクトに振る必要があるため、
あたりが軽くなってしまうことも多々あります。
また、相手との距離も近いため、
剣先で打とうとすると、
軽い当たりになってしまったり、
打つ瞬間にうまく距離を取れず、
タイミングが合わなかったりします。
イメージとしては、
竹刀の中結いの部分で、
相手の打突部位を強く打つことです。
そうすることで、比較的近い距離で、
安定したしっかりとした打突ができます。
2-2.鍔迫り合いのときに手と胸の距離を広く取る
鍔迫り合いのときに、
両手と胸の間の距離に余裕を持ってください。
ここがあまりにも狭くなっていると、
相手との距離が近くなりすぎてしまい、
打ったときに竹刀の根本に当たってしまいます。
鍔迫り合いの時点で、
自分の懐を広く保つことで、
打ったときに竹刀の適切な位置で打突できます。
2-3.打つ直前には距離を取る+後傾姿勢になる
引き技は、完全に相手とひっついている状態からは、
大変打ちにくいです。
ポイントとしては、
打つ前には相手の鍔と自分の鍔との間に少し隙間を空けましょう。
また、人間は後ろに素早く下がるときには、
直前に体を後傾姿勢にする必要があります。
引き技も同様です。
打つ直前に、少し後傾姿勢を意識するだけで、
後傾姿勢→引き技という流れを、
いきなり引き技から打つことができるので、
相手にとっては急に引き技を打たれているように感じます。
打つ直前に距離を取ること、
後傾姿勢を意識すること、
この2つを意識してみてください!
3.実戦の中で引き技を打つためのコツ

続いて、実戦で引き技を打つためのコツです。
3-1.足を使って動きつつ相手との間に距離をつくる
先程の、引き技を打つためのコツでも書いたように、
引き技を打つときには、
若干相手との間に距離を開ける必要があります。
急に距離を空けようとすると、
相手も警戒するため、
鍔迫り合い中は、
足を使って瞬間的に複数回相手との間に距離を作りましょう。
その中のいずれかのタイミングで、
引き技を仕掛けていくイメージです。
3-2.鍔迫り合いから別れるタイミングで打つ
前回の記事でも書いたとおり、
鍔迫り合いからの別れ際というのは、
引き技の絶好のタイミングです。
自然と距離を開けることができるので、
はじめのうちはこのタイミングの方が、
引き技は打ちやすいかもしれません。
引き技は試合の流れを大きく変える可能性もあるため、
是非習得していきましょう!
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